街の図鑑 −フランス−
■ラヴィレット公園   Parc de la Villette
国際コンペで選ばれたデザインが話題になった公園。


■斬新なデザイン?

食肉市場を再開発した公園。国際コンペで選ばれたデザインの斬新さが当時大評判になった。
当選案は、グリッド状に並べた「フォリー」と呼ばれる赤い建物や、直線や円形の幾何学的な園路など、いろんな要素をいわばそれぞれ独立したトレーシングペーパーに描いて、重ね合わせたような計画になっている。そうすることで、全体の統一感を保ちつつ、設計者も予想しなかったような空間が偶発的に生まれてくる、という意図なのだろう。
■運河沿いの空中散策路

運河を見下ろせてなかなか気持ちよい。わざわざ空中に持ち上げなくてもよさそうなものではあるが。

■どこまでも続く直線

運河と直交する形で続く、屋根つきの園路。主要な施設を結ぶ意図だと思うが、あまり歩きたいとは思わない。
■フォリー

真っ赤に塗られて目立つけれど、これといった機能はないらしい。使い方は利用者が決めるということかもしれない。この公園の目玉らしいけど、だから何なの?というのが正直な感想。
■サービス精神

難解かつ斬新なコンセプトが話題になった公園だが、実際はこんなふうに竜の形の遊具があったりして、けっこうサービス精神旺盛、というか、普通の公園とそんなに大きな違いがあるとも思えない。
■唐突に現れる谷

公園の中にバラエティあふれる空間を作ろうとしているらしく、こんな谷を作って橋を渡したりもしている。なんだか苦労してるなあと思わせる不自然さ。
■くねくね

平面図で見ると、幾何学的な園路の間をくにゃくにゃとした曲線の園路が這い回っているのが目をひくが、実際にはなんだかよくわからないものができている。
どうも全体に、観念的なアイデアとしては面白いのだけど、実際にできた空間はいまひとつ、という感じがする。

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