街の図鑑 −アメリカ合衆国−
■ボストン Boston
マサチューセッツ州の州都。イギリスを思わせる古い街並みが至るところに残る。

■エメラルド・ネックレス

ニューヨークのセントラルパークを設計したオルムステッドは、ボストンの街全体の中で緑の空間をネックレスのようにつないでいくことを計画した。「エメラルド・ネックレス」と名づけられたこの緑のネットワークは、今もボストンの街の財産になっている。

■街のまんなかの公園

エメラルド・ネックレスの起点にあたるのが、市街地中心部の公園。道路を隔ててボストン・コモンとパブリック・ガーデンの2つに分かれているが、実質的には連続するひとつの公園である。芝生と樹林と池がゆったりとのどかな風景を作り出している。

■街路の中の緑地帯

コモンウェルス・アベニューと呼ばれる街路の中央部が緑地帯になっていて、パブリック・ガーデンから緑が街の中を突っ切って連続している。このページ一番上の写真のように、上空から見るとその様子がよくわかる。緑地帯のデザインは至ってシンプルで、見通しが遮られない開放的な空間となっている。
街路の両側には歴史を感じさせる建物が並んでいる。高さもきちんと揃って統一感のある街並みとなっている。

■人工とは思えない水辺

コモンウェルス・アベニューの緑は、さらに川沿いのバックベイフェンスと呼ばれる緑地につながっている。これは自然の川ではなくて、低湿地の災害防止と緑地空間提供のためにオルムステッドが計画して作った人工的な川である。今ではとても人工的に作られたとは思えない。

■緑とれんがと坂道の住宅街

パブリック・ガーデン近くの小高いエリアにある高級住宅地、ビーコンヒル。統一感のあるレンガの建物と、道路全体を覆うほどの並木の緑が美しい。

■歴史を活かした施設

かつての公設市場の建物を活かしながら、現代的な商業施設として再生したクインシーマーケット。建物の間に並木の広場が続いていて、ゆったりと過ごせる場所になっている。
■街に開かれた公園

教会前に作られたコプレープラザ。街路のどこからも入れる開放的なつくりになっていて、多くの人で賑わっている。

■民間主導でできた公園

一見、普通の公園だが、実は民間主導で作られたというポストオフィス・パーク。ここにあった立体駐車場があまりに醜いということで、地元の不動産業者が中心となって、駐車場を買収して新たに地下に駐車場を作り、地上を公園化した。柔らかい曲線を多用した優美なデザインとなっている。

■信仰の場

クリスチャン・サイエンス・センター。建物群をつなぐ細長い池。憩いのための場ではなく、信仰の象徴として作られている。 
■水辺の緑

川に沿って豊かな緑の空間が確保されている。市街地からすぐに水辺に出ることができる。
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